さて、今回も質問に答えていきたいと思います・・・
<質問7>
シャドードクターについてどう思いますか?
<回答>
これはなかなか難しい問題ですね。。
まず、シャドードクターが存在するのか
どうかについては病院関係者でもない限り
わからないはずです。
僕たちのように、手術を受ける側は
麻酔をかけられて意識を失ってしまうため
手術室内の様子をリアルタイムで
知り合いに見てもらうか、もしくは
病院側に動画を撮影しておいてもらうしか、
担当医師を確認する方法はありませんが、
それが認められている病院は
(僕が手術を受けた当時は)ほとんど聞いたことが
なかったように思います。
(知り合いに様子を見てもらえる病院はあったかな?)
動画撮影が認められていない理由として
よく挙げられるのが
「他の病院への技術の流出の危険がある」
というものです。
ここでちょっと考えてみましょう。
「他の病院への技術の流出の危険がある」
ということは
「その病院には手術に関する独自の技術がある」
ということです。
となると、その病院独自の技術は
他の病院では学べないことになる。
経験が浅い医師を「一人前の医師」に育成する
必要がある場合、当然のことながら、
見ているだけでは技術習得には不十分であるため
熟練した医師の指導のもと、
実際に手術を行ってみる必要があります。
これを「シャドードクター」と言うのかについては
わかりませんが、このようなことは
当然あり得ると考えられます。
次に、シャドードクターが存在すると仮定し、
もしシャドードクターに手術されてしまったら
どうなってしまうのか、について考えてみます。
これはあくまで僕の推測ですが、
シャドードクターとはいえ
「手術が明らかな失敗に終わるほど
技術レベルが低い」とは考えにくいと思います。
なぜなら、シャドードクターであったとしても、
その医師は「僕たちが手術を担当してほしいと
希望している医師」の名を背負っているわけであり、
もし「誰が見てもわかるほどの失敗」
をしてしまったら、本来の医師の名や
経歴に傷がつくからです。
たとえ病院側に手術の失敗をもみ消されたとしても、
ネットで情報が瞬時に拡散するこの時代においては、
(特に外国人整形希望者が多い病院では)
手術失敗に関する悪い噂は経営に大きなダメージを
与える可能性があります。
実は僕の場合、シャドードクターに関しては
大して気にしていなかった
(輪郭の骨を限界まで切ってくれればどうでもいい、
と思っていた)のですが
その理由は↑に示したことが
頭の片隅にあったからなのです。
とはいえ、手術を受ける方がみんな
僕のように楽観的であるはずないわけで、、
シャドードクターに関して
心配になる気持ちはよくわかります(´・_・`)
つづく