この日は10時に起きる予定だったが、
一度目が覚めた後もテレビを見ながら
ウトウトしていたので、結局朝ごはんの
「どら焼き」を食べたのは昼の12時頃になった。
体調は少し良くなったようだ。
鼻血もほとんど出ていない。
ゆっくりと準備をしているうちに
13時半になったのでホテルを出発。
外はとんでもなく寒いので
完全防寒装備にて外に出た。
駅周辺のお店を見て回りながら病院に到着。
着いてすぐに処置室に連れていかれたのだった。
これから何をされるのか
何も聞いていなかったので不安だったが
大したことはしない様子。
看護師さんにガーゼをはずしてもらっていると
先生がやってきた。
先生はピンセットのような器具を使って
鼻の中に入れられていた綿を取り出していく。
全ての綿が取り出されると、
鼻から新鮮な空気が入り込んできて
まさに生き返ったような気分になった。
その後は看護師さんに
傷口の消毒をしてもらい処置完了。
次回は3日後。
その時に抜糸を行うのだそうだ。
鼻で息を吸えるということは食べ物の香り、
味を感じることができるということ。
病院から出た僕は地下鉄に乗って
ソウル駅へと向かった。
まずはロッテマートで食料の補給。
水、ポカリスエット、どら焼き、
レンジで作れるレトルト食品、
そしてポテトチップスを大量購入。
次に明洞へと移動し
「トゥルドゥルチキン」というチキン専門店で
「フライドチキン」を買ってホテルへと戻った。
早速フライドチキンの箱を開けてみる。
「うわ、量が多い・・・」
ハンマリ(1羽)分を買ったのだが、
食べきれないぐらいボリュームがある。
味は日本のフライドチキンとは違って
そこまでジューシーさはないが
香ばしい感じがした。
久々にまともな食事をした気がする。
ただやっぱり量が多いので、
半分ぐらい残して冷蔵庫に入れ
明日食べることにした。
明日はちょっと出かけてみよう。
どこに行こうかネットで調べてみる。
そうこうしているうちに眠くなってきたので
早めに寝ることにしたのだった。
つづく