今日は早めに起床し、
レストランで最後の朝食を食べた。
最後だし、柔らかいものに関しては
片っ端からお皿に乗せていく。
でもやっぱりスクランブルエッグが
一番印象に残ったように思う。
朝食を食べ終え、支度を済ませると
フロントでチェックアウトをして
荷物を預かってもらった。
地下鉄に乗り、4号線の二村(イチョン)駅で降りる。
しばらく歩いていくと大きな建物が見えた。
「韓国国立中央博物館」だ。
ここにはかなり古い時代から近代に至るまでの
朝鮮半島における文化遺産が
数多く展示されている。
ただ、あまりにも広いので
見学しているうちに疲れてしまった。
2時間ぐらい見学した後、
三角地(サムガクチ)駅へ移動。
「戦争記念館」を見学した。
この後、地下鉄で明洞へと向かい、
ビビンバを食べることに。
前回、カウンセリングの際に韓国を訪れた時、
明洞にある「古宮」というお店で
普通のビビンバを注文したのだが、
なぜか石焼ビビンバが出てきた、
という一件があったため、
そのリベンジとして再度この店を訪れたのだった。
今回は前回よりも丁寧に韓国語を使って
「全州伝統ビビンバ」と「海鮮チジミ」を注文。
すると、ちゃんと注文通りビビンバと
チヂミが出てきたのだが
1つ問題が発生した。
「海鮮チジミ」の具に
「イカ」が使われていたのである。
「イカ」とか「タコ」のような歯ごたえのある
食べ物は手術後2か月程度は
避けなければならない。
だから仕方なくイカだけは
噛まずに頑張って飲み込むことにした。
でもチジミの味は美味しかった。
ビビンバは石焼の方がお勧めかもしれない。
日本のビビンバだと石焼よりも普通のものの方が
圧倒的に好きなんだけどね。
時刻は15時50分
駅の近くをぶらぶら歩いてこの街に別れを告げる。
16時になり、ホテルのフロントで荷物を受け取ると
タクシーの運転手さんが声をかけてきた。
僕が手術を受けた病院では
送迎サービスが料金に含まれている。
荷物をトランクに入れ、すぐに出発。
高速道路をすさまじいスピード(130 km/h以上)で
すっ飛ばし、あっという間に仁川国際空港に到着した。
3時間ほど空港のロビーでくつろぎ
20時50分発の飛行機に乗る。
僕は飛行機の窓から外を眺めた。
眼下にはこの1週間過ごしたソウルの
街並みの夜景が広がっている。
「さよなら韓国・・・
でもなんかまたここに来る気がする・・・」
23時 羽田空港に到着。
普通だったら、これで旅は終わりで
あとはお家に帰りましょうってことに
なるわけだけど、輪郭整形手術後8日目の
この状態で家に帰ったら手術をしたことが
親にバレてしまう。
だから僕は予め
「日本で時間を潰す作戦」を計画していた。
まず羽田からモノレールに乗って浜松町へ向かう。
そして京浜東北線に乗って上野で降りた。
この日は上野にあるネットカフェで1泊。
だが、この時の僕は輪郭整形手術を
受けたことによる
体へのダメージを甘くみていた。
それについては次回の日記で語ろうと思う。
つづく