昨日食べたスクランブルエッグが
美味しかったので
今日もまた朝食を食べに行くことにする。
「今日は違うものも食べてみよう」
僕は昨日は食べなかった
「チャーハン」をお皿に盛った。
もちろんスクランブルエッグも忘れずに。
その他にフルーツポンチや
一口サイズのケーキもお皿にのせた。
席に座って食べ始めると
「あること」に気づく。
チャーハンを口に入れると、
口の中の傷口の盛り上がった部分に挟まって
とれなくなってしまうのである。
今までは、水分を多く含むものを食べていたので、
あまり気にならなかったが
チャーハンのように水分が少ないものの場合、
傷口の部分に挟まりやすい。
口の中の傷口はまだ抜糸をしていないので
糸が残っており、そのせいで余計に食べ物が
絡みやすくなっていた。
チャーハンが口の中に残っている状態で
ケーキを食べる僕。
「なんだか気持ち悪い・・・(´・ω・`)」
たまらず、オレンジジュースで口の中をゆすぐ。
お行儀が悪いけど仕方がない。
僕は口の中に物が挟まらないように
慎重に朝食を食べ、部屋に戻った。
部屋に戻るとすぐにうがいを行う。
ちなみに「うがい」にはやり方があるので
一応説明しておこう。
まず、口にうがい薬を含み、
口の内部の上下左右を力を入れて
10秒間グチュグチュする。
次にうがい液を吐き出し、
同じことを10回繰り返す。
うがいを終えてもすぐには
水で口をゆすがない。
だいたい15分ぐらいは
そのまま放置するようにする。
これだけだ。
なお、僕の場合はほとんど水で
口をゆすぐことはしなかった。
水でゆすがなくても
全然気持ち悪くならなかったし
(変な味が残ることもなかった)
水でゆすぐことによって薬の殺菌効果が
弱まってしまうと考えたからだ。
うがいを終えると、今日も出かける準備をした。
今日の目的地は地下鉄5号線の
「汝矣ナル(ヨイナル)駅」だ。
ソウルの中央には「漢江(ハンガン)」という
大きな川が流れているのだが、
その漢江の水上を旅する「漢江遊覧船」の船着場が
汝矣ナル駅の近くにあるのである。
僕は地下鉄に乗って汝矣ナル駅へ向かった。
駅から出ると川の近くということもあって風が冷たく、
凍えそうなほど寒かった。
船着場まで歩いていき、チケット売り場で
遊覧船のチケットを買おうとしたのだが
遊覧船に乗るには乗船名簿に
記入をする必要があるようだ。
売り場の人はその説明を
どういうわけか中国語でしてくる。
どうやら僕を「中国人」だと思っているらしい。
すかさず「I’m not Chinese.」と言うと、
日本語と英語を混ぜて説明してくれた。
チケットを受け取ると出発3分前だったので、
遊覧船に飛び乗る。
船内には大量の中国人観光客。
前の方の席を確保し、流れゆく景色を見た。
それにしても中国人は元気だ。
めちゃくちゃ寒いにも関わらず、
遊覧船の外に出て写真を撮りまくっている。
1時間ほど乗船して出発地に戻ってきた。
ちょうどお昼時だったので、帰りは明洞に寄り道して
この旅で初の外食をすることに。
「Congee House」というお粥のお店で
「ワタリガニのお粥」を食べたが
なかなか美味しかった。
ホテルに戻って鏡で自分の顔を確認する。
腫れのピークが過ぎたのか、
少し腫れがひいてきたような気がした。
今日からは顔を温めることにする。
ちなみに書き忘れていたが、
これまでは顔を冷やすように心がけていた。
冷やし方は病院でもらったアイスノンを
冷凍庫に入れておき、
それをタオルで軽く巻いて
圧迫バンドの上に乗せるだけだ。
冷やすと出血を止めることができる、とのこと。
そういえば、あれほど大変だった鼻血だが、
4日目あたりからは出なくなっていた。
鼻血が出ないだけで外出するのも一気に楽になる。
今日からは顔を温めることにしたわけだが、
温め方はいつも使っていたアイスノンを
熱湯の中(お風呂の浴槽を利用)に入れ、
10分ぐらいしてから取り出して、
タオルを巻いて圧迫バンドの上に乗せるだけ。
温めることで再び鼻血が出るのではないかと
心配したが、そんなことはなかった。
この日の夜はいつもより早めに就寝。
翌日に遠くまで外出する予定があったからだった。
つづく