やるべきことを済ませた僕は
ソウルにある「とある病院」にメールを送り
15日後にカウンセリングを予約した。
ちなみにこのブログでは
僕が実際に整形手術を行った病院・医師について
明かすつもりは現時点ではないが、
その理由は3つある。
1つ目は、僕が病院の関係者や、
病院と利害関係にある人間ではないということ。
2つ目は、病院・医師名を明かしてしまうと
「良い部分」だけ書いて「悪い部分」を
書きにくくなってしまうということ。
3つ目は2つ目の理由に関係あるのだが、
これについてはいずれわかると思う。
カウンセリングまでの15日間は
あっという間に過ぎていった。
パスポートの申請をしたり、
カウンセリングに行くための準備をしたり、
とにかく大変だった。
僕は今まで一度も海外旅行に行ったことがないし、
韓国でどのように行動すればよいのかも
全くわからない。
飛行機の乗り方や、駅の自動改札の通り方、
地下鉄・バスの利用の仕方、挨拶の仕方、
お店での食事の仕方、
ホテルのチェックインの仕方・・・
ありとあらゆる事態を想定し、
当日困ることがないように入念に準備を行った。
そして、カウンセリング当日
朝の3時半に起床し、4時半に家を出発。
7時に成田空港に到着し、チェックイン。
事前のシミュレーション通りに飛行機に乗り込み、
11時半に韓国・仁川(インチョン)国際空港に
到着したのだった。
「まさか、人生初の海外旅行が韓国になるとは
思ってもみなかったなぁ・・・」
僕はそんなことをずっと考えていた。
飛行機から降りると、
入国審査・税関を通らなければならないのだが、
その際、みんな何やら「紙らしきもの」を持っている。
「あれは・・・もしかして、
出入国カードと税関申告書!」
事前に読んでいた旅行関係の本に書いてあった・・・
・・・のだが、僕は持ってない(´・ω・`)
飛行機の中でCAのおねえさんに
よくわからないことを言われたので
とっさに「違います」と言ってしまったのだが、
どうやらそれがマズかったらしい。
僕は内心かなり焦ったが、入国審査場の近くの台の上に
紙が置いてあるのを発見し、事なきを得た。
なんとか空港のロビーに出ると
「ここは日本じゃないんだ」という実感がわいてくる。
まずは空港内の銀行で両替が必要だ。
僕は10000円を大韓民国ウォンに両替してもらい、
そのまま「GS25」という韓国でメジャーな
コンビニに向かった。
店員の女の子に
「T-moneyジュセヨ」と言ってお金を渡すと、
T-moneyカード(日本で言うSuicaみたいなもの)
を出してチャージしてくれた。
入国審査で手間取った時間を取り戻すため、
急いで空港鉄道に乗り込む。
乗り場の案内については英語でも表記されているし
特に戸惑うことはなかった。
ソウル駅に到着し、
地下鉄に乗り換えて明洞(ミョンドン)へ。
明洞は東京の渋谷のような街だ。
路上にはたくさんの屋台があり、
美味しそうな食べ物を売っている。
道を歩いている人は若者が多いが、
中には日本語や中国語をしゃべっている
年配のおばさんも見られる。
ここで僕は
両替屋さんに立ち寄り、少し多めに両替を行った。
そしてお腹がすいていたので、明洞駅近くの
「古宮(コグン)」というお店に入り
「全州伝統ビビンバ」という
普通のビビンバを注文した。
ところが、出てきたのはなぜか「石焼ビビンバ」
「注文したものと違います」なんてことは
小心者の僕には言えないので
何も言わずに食べました。。
なかなか美味しかった。
明洞から地下鉄に乗り、江南(カンナム)地区へ。
江南地区には多くの美容外科の病院が
集まっているので
日本から整形しにくる人は
たいていこのあたりに向かうはず。
もう少しで目的の駅に着く、というところで
知らない韓国人のおばさんがこっちにやってきて
何やら話しかけてきた。
どうやらこのおばさんは僕を韓国人だと
思っているらしい。
何を言っているのか全くわからないが、
怒っている様子でもない。
僕は適当にうなずいて、
ドアが開くと同時に一目散に逃げたのだった。
つづく