僕は自分の顔が嫌いだった。
だから鏡で自分の姿を見るなんてことは、
どうしても必要な時以外しなかったし、
街でショーウインドーに映る自分の姿からは
目を背けて生きてきた。
すると、どのようなことが起こるか
想像できるだろうか?
なんと、自分自身の顔がどんな顔だったのかを
思い出せなくなってしまうのである。
以前の記事に満開の桜の木の下で
猫のにゃんたと写真を撮ったことを書いたが
その写真を見た時に「これが自分の顔なのか・・・」
と、一瞬戸惑ったことを覚えている。
僕の場合はちょっと特殊な例であるわけだが、
一般的な人でもこれと近いことは起こり得る。
考えてもらいたいのだが、この記事を読んでいる方は
1日の間にどのくらいの時間、
自分の顔を見ているだろうか?
女性の場合はお化粧をするだろうけど、
それを含めてもそこまで長い時間、
自分の顔を見ているわけではないだろう。
周りの友人や、職場の同僚の方がよっぽど
自分の顔を見ているはずである。
鏡や写真、動画を通すことでしか自分で
自分の顔を見ることは絶対にできないのだから
これは当然のことだ。
つまり、人間は意外と自分の顔について知らない
のである。
生活をしていく上では別に自分の顔について
詳しく知らなくても問題ないが
整形手術をするのであれば
自分の顔を知らないのはさすがにマズい。
なぜ自分の顔を知らないとマズいのか?
それは「不細工には不細工になってしまう原因が
必ずある」からだ。
なんの原因もなく不細工になってしまう、
なんてことはあり得ない。
僕たちは整形手術という手段を駆使して
「不細工となってしまう原因」を徹底的に叩き潰し
排除しなければならない。
だから自分の顔の欠点を正確に理解していなければ、
話が始まらないのである。
よく「医者に相談してすべてを任せれば大丈夫」
と言う人がいるが、
そういう人は手術後の顔が自分の理想と
かけ離れていることに気づいて
再手術を行うことになるケースが多いように思う。
以上のことから、僕は徹底的に
自分の顔について「顔面分析」を行った。
そしてその結果をレポート用紙6枚にまとめ、
英語と韓国語で説明を書いた。
ちなみに韓国語については全然わからないので、
韓国語の学習サイトや翻訳ツールを使用した。
僕はこのレポートを韓国でのカウンセリングの際に
持参することにしたのである。
これは僕が作成した実際のレポートの一部である。
顎の形状を説明するために女性の写真を使用しているが
今回は写真部分の画像をあえて加工している。