「非日常を疑うことは重要ではない。
日常を疑うことこそ重要である」
僕が昔読んだ本にこんな言葉が書いてあった。
これを少し簡単に言うと
「普通ではないことに疑問を持つのは重要ではない。
当たり前のことに疑問を持つことこそ重要である」
という意味になる。
さて、田町美容外科(仮名)にて、
BNLS(脂肪溶解注射)とボトックスを
勧められた僕だったが
家に帰って考えてみると、
おかしなことに気づいた。
「えっ、何がおかしいのか、だって?」
もちろんこのブログを読んでくださっている
方にはわからないだろう。
だって、僕の顔を見たことがないのだから。
プロフィールにも書いてある通り
僕の身長は170 cmだが、体重は48 kgしかない。
おそらく20代女性の体重に近いか、
それよりも軽いかもしれない。
職場では僕より年下の女性に
「女の子みたいな体形」だとからかわれている。
そんな僕だが、自分の顔を触ってみると
あることに気づく。
「顔に脂肪なんてほとんどついてないじゃないか」
そう。
僕の輪郭はたしかに大きくて異常なのだが、
顔に脂肪がついているわけではないのだ。
ということはBNLS(脂肪溶解注射)なんて
「する必要ない」ことになる。
では何が原因で輪郭がおかしいのだろう。
脂肪が原因ではないならば
「咬筋が大きく発達」しているか、「骨に問題がある」
ということになる。
僕は早速これらの問題を解決できる病院を
ネットで探してみた。
しかし、すぐに思考は停止した。
「高い・・・高すぎる・・・ (´;ω;`) 」
念のために書いておくが、
僕はお金持ちではない。
「こんなに高いんじゃいつまで経っても
輪郭整形なんてできないじゃないか・・・」
それでも諦めず、僕は安く整形できる病院を探した。
そんな時、1つの記事が僕の目に飛び込んでくる。
「整形大国・韓国で大手術を控えた日本人女性の胸中」
「韓国で整形・・・か・・・」
「いや、ダメだ!韓国で整形なんて
怖すぎる・・・危険だ!」
僕は病院を探すのをやめて布団に潜り込んだ。
そして目をつむって眠りに落ちた。
次の日、道を歩きながら
僕は再び整形について考えていた。
「韓国で整形なんて正気じゃないよな・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・あれ?」
「なんで僕は韓国で整形するのを
怖いと思ったんだろう?」
「韓国の整形について何も知らないのに
なんで危険だと思ったんだろう?」
「非日常を疑うことは重要ではない。
日常を疑うことこそ重要である」
その日、仕事が終わり、家に帰った僕は
韓国での整形について徹底的に調べたのだった。
次回の記事につづく。。