1つ有名な話をしよう。
今、僕のところには
4人の心強い剣士(A・B・C・D)がいるとする。
この剣士はAが一番強く、Bがその次に強い。
Cが次で、Dが一番弱い。
僕たちが道を歩いていると目の前に敵が現れた。
敵は全部で4匹(A・B・C・D)で、
剣士と同じようにAが一番強く、Bがその次に強い。
Cが次で、Dが一番弱い。
なお、剣士と敵の戦力は同じぐらいだとする。
剣士と敵はそれぞれ1対1で戦うとすると
どのような組み合わせで戦うのがよいだろうか?
きっと多くの人は次の絵のように戦うだろう。
つまり、一番強い剣士は一番強い敵と戦い、
その次に強い剣士は2番目に強い敵と
戦うわけである。
だが、これだと全勝できるかもしれないが、
逆に全敗してしまうリスクもある。
では、次のようにするとどうだろうか?
1番弱い剣士を1番強い敵と戦わせ、
1番強い剣士を2番目に強い敵と戦わせるのである。
こうすれば勝負の結果は3勝1敗となり、
完璧とは言えないが僕たちの勝ちとなる。
ここで何が言いたいのかというと
全勝を狙いに行くような無謀な手段は
とる必要がない、ということである。
物事は完璧よりも効率を重視しなければならない。
これは主に試験などで役立つ考え方であるが
似たようなことが整形にも言える。
例えば僕のように整形の目的が
恋愛をできる容姿になることだとしよう。
その場合、果たして100点満点の容姿を
目指す必要はあるのだろうか?
僕としては80点の容姿になれば大満足である。
あとの20点がなくたって、
時間とお金を整形以外のことに費やせばいいのだ。
では、なぜ多くの人は整形で
100点満点の自分になろうとするのだろう。
その答えは「自己満足」のためである。
80点では納得いかない自分がいるために、
完璧を目指そうとして
整形を繰り返してしまう。
だが、そこに落とし穴がある。
実は僕はカラオケが好きなのだが
昔は極度の音痴で人前で歌うことなど
全くもってできなかった。
だから悔しくて練習した。
しばらくすると段々と歌えるようになっていき
採点でも高得点をとれるようになっていった。
ちなみにどうでもいい情報だが、
僕はセカオワの曲が好きだ。
DAMの精密採点DXやDX-Gでも90点代前半は
普通にだすことができる。
これぐらいはトレーニングを積み重ね、
コツを覚えれば大して難しくはない。
ところが、100点近い点数をとろうとすると
話は変わってくる。
60点代から90点代前半になるまでは
大したことはないのだが
90点代前半から100点付近の点数を
とれるようになるにはかなりの努力と
生まれ持った才能が必要になるのだそうだ。
整形もこれと同じである。
30点の容姿を80点ぐらいにできたとしても
これを100点にするには
かなりのお金と労力が必要になる。
(そもそも100点にできるものなのかどうかも
僕にはわからない)
そうは言っても僕はカラオケで100点付近の点数を
いつかはとれるようになりたい。
もちろんわかっている。
それは単なる自己満足にすぎない、ということを。