「※ただイケ」はある

30歳にて整形手術を受け、人生が一変した男の物語。輪郭整形および鼻整形に関する真実をお話しします。

20代の頃

20代の頃(その2)

投稿日:2016年1月19日 更新日:

20代も終わりに差し迫ったある日
それは起こった。

 


仕事帰りに携帯を確認すると、
親からメールがきていたのだ。

 

 


「にゃんたがご飯を食べないから今、
動物病院に連れて行ってる」

 

 


嫌な予感がした。

そしてその予感は的中した。


家に帰ると、みんな表情が暗い。


妹は部屋に籠って泣いていた。

 


動物病院の先生による診断は「悪性リンパ腫」
要するに「ガン」だ。


余命は2~3か月。
にゃんたはもう17歳だし、
抗がん剤治療を行ったところで
長くは生きられない。

 


僕は絶望した。

 


あんなに愛していたにゃんたがもうすぐ死んでしまう。

 


悲しくて悲しくてたまらなかった。


涙は際限なくあふれ出てきた。

 

 

 


では、どうしたらいい?


枕を涙で濡らしながら僕は考えた。

 

 


今思えば、この悲しい出来事が
僕の人生の分岐点(ターニングポイント)
になっていた。

 


今まで止まっていた人生の歯車が
ここから一気に動き出した。

 

 

 

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Author:Hopy(ほぴぃ)
◎33歳男性 身長170 cm、体重50 kg
◎性格は普段はおっとり
◎優しいけど優しくない
◎目的を達成するためには
いかなる手段も辞さない
◎「ビューティー・コロシアム」
に出演していてもおかしくないレベルの
ブサイクだった過去をもつ